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痛風は男性だけじゃない!女性の患者も増えている
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痛風といえば、男性特有の病気というイメージがあるのではないでしょうか?しかし、近年では女性でも苦しんでいる方が増えてきているんですよ。では、なぜ女性の痛風患者が増加傾向にあるのでしょうか?
■痛風は男性だけの病気ではない
そもそも痛風は男性だけの病気ではありません。1992年の東京女子医大が行った調査では、痛風患者の割合は男性98.5%、女性1.5%という結果があります。患者の約99%が男性だったんですね。しかし、少なからず女性でも発症することが確認されています。
これは、痛風の原因である尿酸が男性よりも少なく、さらに女性ホルモンが尿酸を排出する働きを持っているからです。女性はあくまで痛風になりなくいというだけで、男性特有の病気というわけではないんですね。
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■痛風の女性が増加している
近年、女性の痛風患者が増加していると言われています。20〜30代の若い世代の発症も増加傾向にあるようです。では、1992年ではわずか1.5%しかいなかった、女性の痛風患者が増加し始めた理由はなんでしょうか?
■女性の発症率が増加した理由
かって痛風は日本には存在しない病気でした。増加し始めたのは1960年代に入ってからのこと。そのおもな原因はライフスタイルの変化。一番の原因は食生活の欧米化が原因という見方が有力です。痛風の原因である尿酸を作るのは「プリン体」と呼ばれる成分。
プリン体は食べ物に含まれている成分です。動物性タンパク質や動物性脂質などに多く含まれており、これらは昔の日本ではあまり食べられなかった食品です。ですが、現在ではファーストフードやレトルト、コンビニ弁当など、いたるところにプリン体の多い食品が存在します。
これらの要因が、女性の痛風が増加した原因であると考えられているんですね。また、近年では女性の社会進出がめざましく、男性と同じようなライフスタイルをおくっているのも、原因のひとつとされています。
■まとめ
・痛風は男性だけじゃなく女性にも発症する。
女性は尿酸値が男性より低く、女性ホルモンが尿酸を排出する働きするので発症しにくいというだけ。
・近年、女性の痛風患者が増加傾向にある。20〜30代の若い世代の発症も多く確認されている。
・女性の痛風が増加したのは食の欧米化が原因とされている。昔よりもプリン体を多く含む食品が身近になったというのが有力な見方。
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